- Webマーケターへの転職を考えているんだけど、Webマーケティング業界の将来性はどうなんだろう?
- これからも伸び続けるのかな?
- AIが出てきて仕事が無くなったりしないかな?
はじめまして、ECベンチャーでWebマーケターをやっている、イチといいます。
結論から先にお伝えすると、Webマーケティング業界の将来性はめっちゃくちゃあります。
今回の記事では、僕がそう考える理由について、市場動向などのデータも交えながら解説していきたいと思います。
それではどうぞ!
目次
僕の経歴
- 大学卒業後にメガバンク入行。20代後半で未経験からECベンチャーのWebマーケターになりました。
- 現在は事業部のヘッドとして、戦略企画から施策の実行まで担当しています。
1. Webマーケティング業界の今後・将来性を市場動向から考察
Webマーケターは将来性あります。間違いなくこれからも伸び続けると思います。
まずは現状を把握しましょう。
このグラフは、日本の広告費推移を示したものです。
出典:電通
注目して欲しいのは赤線のインターネット広告費なのですが、ずっと右肩上がりで伸び続けていますよね。
2019年にはテレビ広告費を抜いて、主要マスメディアの中で最も広告費が大きい媒体になりました。
ネットでの広告費が大きくなるということは、ネット広告の専門家であるWebマーケターの需要が増えるということです。
そして、すでにWebマーケターは広告業界の中で最も大きな予算を扱う存在になっています。
今の5倍は伸びる?Webマーケティング業界の成長ポテンシャルを考察
こちらは国内のEC化率を示したグラフです。
出典:経産省
2019年時点で、国内のEC化率は6.79%です。「え、そんなもんなの?」と思いませんでしたか?笑
でも現実はまだまだネットで買い物している人は少ないですし、例えば食品やアパレルは今も店舗で購入する人がほとんどなので、全体で見ると、たったの6.79%です。
しかし、逆に言うと、今後の成長余地がかなりあります。
EC先進国である中国は、2019年のEC化率が36.6%です。そして、今後さらに伸び続けることが予想されています。
日本と中国は状況が違うので、簡単に比較はできませんが、少なくとも今の中国と同じくらいのEC化率には到達するんじゃないでしょうか?
VRなどの新しい技術が出てきているので、ネット上での消費体験もより進化し、拡大していくと思います。
2. Webマーケティング人材は不足している
ここまで「Webマーケターの需要は増え続けるはずだ」という話をしてきましたが、一方で人材は不足しています。
複業・副業マッチングサービス「KAIKOKU(カイコク)」を運営する株式会社BLAMが2020年に行った調査によれば、9割以上のマーケターが人材不足を感じているようです。
マーケティング業務に携わる100名を対象にマーケティング人材に関する調査した結果、9割以上(98%)のマーケターが自社の人材不足を感じていることが分かりました。
特にマーケティング全体の戦略を設計できる人材が不足していると感じる人が半数以上(51%)となっています。
業種ごとに見ても事業会社(48.4%)、代理店(57.1%)問わず、戦略設計担当者の不足が顕著な結果となっており、マーケティング業界を通して人材育成が求められています。
出典:株式会社BLAMによる調査
Webマーケティング自体が比較的新しい仕事なので、経験者が少なく、特に実績ある優秀な人材を採用するのが難しくなっています。
しかし逆に言えば、これからWebマーケターになる人にとっては、チャンスでもあります。Webマーケターとしてキャリアを進めれば、仕事に困らないはずです。
3. AIが進化するとWebマーケティングの仕事は無くなるか?
「AIの進化で無くなる仕事特集!」みたいな新聞記事がたまに出るので、「Webマーケターは大丈夫かな?」と心配する方もいるかと思います。
結論からお伝えすると、Webマーケティングの仕事は無くなりません。なぜならAIが自動化できる領域には限界があるからです。
Webマーケティングの分野で一例をあげると、広告配信の最適化にAIが使われています。例えば、Google広告やFacebook広告ですね。
コンバージョン(設定した目標)が取れそうなユーザーをAIが見極めて、勝手に効率のいい配信をしてくれる機能です。
昔は人間がすべて厳密にチェックしなければいけなかったので、職人的なスキルが必要だったのですが、今はAIのおかげで、誰が担当しても一定のクオリティで配信できるようになりました。
仮にあなたの会社がこれから新商品を発売するとしましょう。
そしてWeb広告を出すとなった場合、下記のようなことを考えなければいけません。
- 配信する媒体は何か?GoogleなのかFacebookなのか?
- Googleの中でもリスティングなのか、ディスプレイなのか?
- リスティングを出すなら、どのキーワードで、どんな広告文にするのか?
- 予算配分はどうするのか?
- 入札戦略は何か?
そしてAIが動き出すのは、人間がこれらの設定をした後です。
人間が広告配信プロセスの上流工程を整えた後、初めてAIが効率的な配信を考えてくれるのです。
どんな分野でも同じだと思いますが、あらゆるプロセスをAIで代替するのは不可能です。AIは便利なツールの1つにすぎません。
4. 今後伸びるのは動画メディア
Webマーケティングといっても、いろんな手法があります。
例えば、検索エンジンマーケティング、SNSマーケティング、動画マーケティングなどです。
この中で今一番伸びているのは「動画」です。サイバーエージェントが2020年に発表したレポートには以下の記載があります。
2020年の動画広告市場は、昨年対比114%の2,954億円に達する見通し。2021年には3,889億円、2024年には6,856億円に達する見込み。
出典:サイバーエージェント
つまり動画広告市場は、2020年から4年間で2倍以上成長する見込みです。すごいですよね。
最近は有名芸能人がどんどんYouTubeに参入していますし、80歳のYouTuberが誕生したりしているので、その成長ぶりを肌で感じますよね。
Webマーケティング業界にいると「動画広告が調子いい」みたいな話もよく聞きます。
補足:個人レベルの話でいえば、領域はあまり気にしなくていい
「動画が伸びているから動画関係の仕事につかなきゃヤバいのかな?」と思った方もいるかもしれませんが、そんな事はないです。
実績を出せるWebマーケターなら、領域問わず稼げます。
動画メディアが伸びているという事実は、Webマーケターになってから、施策を考えるときに頭の片隅にあればOKです。
まとめ:Webマーケターの将来性は抜群で、未来は明るい
いかがでしたか?
Webマーケターは需要が伸び続けているにも関わらず、人材が不足しているので「これから稼ぎたい」「安定した将来を過ごしたい」という方におすすめできる職業です。
しかも、Webマーケティングの知識は短期間で身につけられるので、未経験からWebマーケターに転職する人も増えています。
今回は以上です!
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