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はじめまして、Webマーケターのイチといいます。
本記事では、Webマーケティングの独学におすすめな本を12冊ご紹介します。
最初は知識ゼロの状態でしたが、現在は事業責任者を任せてもらえるようになりました。
勤め先はベンチャーで人手が少ないため、Webマーケティングの知識を得るために、かなり独学をしてきました。
今回は、自分が成長する上で、本当に役立った本を12冊厳選してご紹介したいと思います。
おすすめに選んだ基準
- 本当に仕事で役立ったもの
- 初心者でも理解できるよう丁寧に解説されたもの
- 最後まで飽きずに読めるもの
- 今振り返って、1年目の自分におすすめしたいもの
「これからWebマーケティングを勉強したい」という初心者の方、ぜひ参考にしてください。
それではどうぞ!
目次
僕の経歴
- 大学卒業後にメガバンク入行。20代後半で未経験からECベンチャーのWebマーケターになりました。
- 現在は事業部のヘッドとして、戦略企画から施策の実行まで担当しています。
Webマーケティングの概要を学ぶ本【初心者におすすめ】
Webマーケティングと一口に言ってもいろんな施策があります。個別の施策を学ぶ前に、まずは全体像をつかんでおくことが大事です。
ここでは「Webマーケティングって何?」「Webマーケターってどんな仕事?」が学べる本を4つご紹介します。
マンガでわかるWebマーケティング Webマーケッター瞳の挑戦!
広告代理店で働く若手社員のストーリーを通じて、Webマーケティングの仕事内容を学べる本です。
具体的には下記のようなことが分かります。
- 広告代理店でコンサルタントとして働く様子(大変なところ、やりがいなど)
- サイトの流入経路分析、LP最適化、検索意図の分析など、基本的なWebマーケティング施策
- PV、CVR、CPAなどのWebマーケティング用語
本の内容は「漫画 + 解説」となっており、漫画でざっくりと仕事内容を理解した後、解説セクションで詳しい知識を学べます。
仕事内容を文章だけで説明されてもなかなかイメージしにくいですが、この本では漫画で解説してあるので、初心者でも理解しやすいです。
Webマーケティングの大変なところや、事業会社と広告代理店の関係性など、リアルな働き方を学べる点もこの本の魅力です。
「Webマーケティングに興味があって、どんな仕事かざっくり知りたい」という方、この本はおすすめですよ。
沈黙のWebマーケティング -Webマーケッター ボーンの逆襲-
初心者向けのWebマーケティング解説本として、おそらく一番有名だと思います。
僕もWebマーケターに転職してすぐの頃、上司から渡されてこの本を読みました。
この本では、Webマーケターである主人公が小さな家具メーカーを再建するストーリーを通じて、Webマーケティング業務の基礎について学べます。
各章ごとに物語と解説がセットになっていて、初心者でもかなり読みやすくなっています。
「マンガでわかるWebマーケティング」では、大企業を取り扱っていたのに対し、「沈黙のWebマーケティング」では、中小・ベンチャー企業が題材になっています。
この本を読めば、「中小・ベンチャー事業会社のWebマーケターになると、こんな感じで仕事するんだなぁ」というイメージをつかめるようになりますよ。
Webマーケティングを勉強するのに、最初の1冊をどれにしようかな。。。と迷っているなら、「マンガでわかるWebマーケティング」か、「沈黙のWebマーケティング」のどちらかがおすすめです。
はじめてでもよくわかる!Webマーケティング集中講義
Webマーケティングに関する知識を、初心者向けに分かりやすく体系的に解説した本です。
世の中にある本の中から、「Webマーケティングの教科書を決めろ」と言われたら、僕はこの本を推薦します。笑
2014年に出版された本なので若干情報が古いですが、Webマーケティングの根本的な考え方は変わっていないので、2022年現在でも十分通用する内容となっています。
これまでに紹介した、「マンガでわかるWebマーケティング」と「沈黙のWebマーケティング」は、Webマーケターとしての働き方が分かる内容になっていましたが、「Webマーケティング集中講義」では、知識を体系的に学べるのが特徴です。
Webマーケティングとは?Web広告とは?SEO対策とは?といったテーマについて、画像や図を用いて、丁寧に分かりやすく解説されています。
これ1冊読んでおけば、主要な施策や考え方を網羅できるので、これから勉強を始める方にはおすすめですよ。
ドリルを売るには穴を売れ
この本はWebマーケティングではなく、マーケティングの基礎について解説した本です。
Webマーケティングで成果を出すためには広告運用などのスキルも重要ですが、マーケティングの概念を理解しておくと、より大きな視野で施策を考えられます。
「マーケティングの理論って小難しくて、本読んでもイマイチよく分からないんだよなぁ。。。」と思ってませんか?
僕はそう思ってました。笑 ただ、この本は読んでいて一番しっくりきました。
理由は下記2点です。
- 理論と具体例のバランスがちょうどいい
- 中小企業と大企業、両方の視点で説明されている
各章は「理論の説明 + 小説」で構成されており、小説パートでは、主人公がイタリアンレストランを成功させるエピソードを通じて、マーケティングの実践方法を学べます。
マーケティングの入門書は1冊読んでおいて損はありません。
まだ読んだことがないなら、この「ドリルを売るには穴を売れ」をおすすめします。
Web広告運用を学ぶのにおすすめな本
「Web広告運用を0から学びたい」「会社で広告運用の担当になったんだけど、何から始めたらいいの?」といった方におすすめの本を2つピックアップしました。
以下、それぞれご紹介します。
基礎から学ぶWeb広告の成功法則
Web広告といってもリスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告など、さまざまな手法があるのですが、主要な手法について網羅的・体系的に学べるのがこの本です。
この本で解説している手法は下記の通りです。
- リスティング広告(Google・Yahoo!)
- ディスプレイ広告(GDN・YDN)
- アフィリエイト広告
- 動画広告(YouTube)
- SNS広告(Facebook・Twitter)
- バナー制作
- ランディングページ最適化
それぞれの広告手法について、運用の基本戦略・KPI改善の方向性などを、初心者でも分かるように解説してあります。
そこまでマニアックでもなく、かつ実践的な内容が簡潔にまとまっているので、Web広告の入門書としてちょうどいいです。
また、各手法の説明に入る前に、「そもそもWeb広告って何だっけ?」ということについても解説してあります。
なので、Web広告の知識がゼロの人でも、この1冊でしっかりキャッチアップできます。
「これからWeb広告の勉強を始めよう」と思っている方、まずはこの本を読んでみるといいですよ。
ネット広告運用“打ち手”大全
最もメジャーなWeb広告である、Google広告とFacebook広告で成果を出すためのコツがまとめてある本です。
「“打ち手”大全」と銘打ってあるので、中級者向けの難しいテクニックかと思うかもしれませんが、内容は初心者向けなのでご安心ください。
これからGoogle広告・Facebook広告に取り組む人がやっておくべき設定や、基本的な考え方について、やさしく解説してあります。
例えば、下記のような内容です。
Google広告
- キーワードを洗い出すときのコツ
- 広告文は1グループに最低3本入れるべき
- 入札戦略は機械学習に任せるべき
Facebook広告
- 週50件のコンバージョンを目指せ
- 動画クリエイティブは最初に再生数を稼ぐ
- 王道はリターゲティングと類似オーディエンス
「基礎から学ぶWeb広告の成功法則」との違いは、内容がより具体的である点です。
ツールの使い方や、おすすめの設定方法などが解説されており、そのまま真似できるようになっています。
「基礎から学ぶWeb広告の成功法則」で基本戦略を学んだ後、こちらの本で細かい設定方法を勉強すれば、より頭を整理しやすいと思います。
「会社から広告運用を任されたけど、何から手をつけていいか分からない。。。」という方、この本を読めば解決策が見つかりますよ。
SEO対策を学ぶのにおすすめな本
SEO対策を学びたい方におすすめの本を2冊ご紹介します。
どちらも初心者の方にぴったりの本です。
それではどうぞ。
10年つかえるSEOの基本
SEOの普遍的な考え方について解説した、SEO対策の入門書です。
僕はいろいろ書籍を読みましたが、SEO対策について、この本以上にやさしく解説している本は無いです。
「SEO対策を全く知らない」「ゼロから勉強したい」という方には、ぴったりの1冊です。
この本では下記のような内容を網羅しています。
- 検索エンジンとは?
- 検索意図とは?
- 検索キーワードの考え方
- サイトにキーワードを反映させる方法
- コンテンツの作り方
- リンクの集め方
図や画像を使いつつ、重要なことだけをシンプルに説明してあるので、内容がすんなりと頭に入ってきます。
そこまで分厚い本でもなく、1 〜 2時間くらいでサクッと読み終われるのも良いところです。
「小難しいSEOのテクニックではなく、SEOの土台となる考え方を知っておきたい」という方、この本はおすすめですよ。
読まれる・稼げる ブログ術大全
月間125万PVのプロブロガー「ヨスさん」が書いた、ブログ運営・SEO対策のノウハウを解説した本です。
ブログ?SEOと何か関係あるの?と思ったかもしれませんが、かなり関係あります。「ブログで稼ぐ = SEO対策で成功する」と思ってもらってOKです。
この本では、
- ブログで何を書くべきか?
- 読みやすい文章とは?
- 最強のSEOとは?
など、初心者ブロガーが知っておくべきことについて、丁寧に解説されてます。
理論だけでなく、成功事例として他のブロガーが何名も登場するので、「こうやったらいいのか」とイメージしやすいですよ。
「10年つかえるSEOの基本」との違いは、こちらの方がより実践的な内容である点ですね。
「記事タイトルはこういう風に書くべき」「内部リンクを貼るときは〇〇に注意すべき」といった、そのまま真似できるスキルを教えてくれます。
一歩踏み込んだ、実践レベルのブログ運営・SEO対策の知識がほしい方には、この1冊をおすすめします。
その他の施策(LP最適化・SNS運用・アクセス解析)が学べる本
ここまで広告運用とSEO対策を学ぶための本を紹介してきましたが、ここではその他の施策について解説した本をまとめて4冊ご紹介します。
その他とはいいながら、どれも超重要な施策・スキルです。
それではどうぞ。
現役LPO会社社長から学ぶ コンバージョンを獲るランディングページ
ランディングページ最適化(LPO, Landing Page Optimization)のノウハウを学べる本です。
勤め先でLPOに取り組むにあたって、いろいろな本とかYouTube動画とか見たんですが、この本が一番分かりやすかったです。
LPOは改善方法を体系化するのがけっこう難しくて、職人芸みたいになりがちなのですが、この本の著者である相原社長は見事に体系化し、マニュアルに落とし込めています。
社内でも「おぉぉ!」ってなるくらいの成果でした。笑
この本の良いところは、下記の3点です。
- 理論だけでなく事例が多く紹介されており、実践しやすい
- 顧客ニーズ調査の仕方や訴求方法の解説など、とにかく情報が濃い
- LPOを通じてマーケティングの全てを学べる
Webマーケティングといえば、広告運用とSEO対策に目が行きがちですが、LPOも侮れません。
ぜひ目を通してみてください。
▼相原社長のYouTube動画です。
共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る
ゆうこすが書いた、SNSで成功するためのノウハウが詰まった本です。
「まずはニッチな世界のトップになれ」「フォロワーとファンは違う」などなど。
元アイドルの方が書いたとは思えないくらい本格的なSNS戦略を惜しみなく公開されています。
もちろんそれも理由の1つだと思いますが、それだけでは生き残れません。
競合ひしめくSNS界で何をすれば勝てるのか、どんなマインドを持って取り組めばいいのか、この本を読めば分かります。
ビジネスアカウントの運用についても解説されているので参考になりますよ。
SNSって何やったらいいの?という方、この1冊はおすすめです。
わかばちゃんと学ぶ Googleアナリティクス
Googleアナリティクスの基本的な使い方をやさしく解説した本です。
Googleアナリティクスの使い方は、ググったら山ほど情報が出てくるのですが、どれも断片的に解説したものばかりで、初心者が検索を繰り返してキャッチアップするのは難しいです。
なので、体系的に学べる本を1冊持っておくとかなり役立ちます。
この本を読めば、以下のことが分かります。
- Googleアナリティクスの基本的な設定方法
- PV数・セッション数・ユーザー数など、用語の意味
- Googleアナリティクスを使ったデータ分析方法
文章だけでなく、画面のスクリーンショットをふんだんに使って解説してあるので、初心者でも迷わずに操作できます。
漫画を用いて楽しく説明されているので、最後まで飽きずに読めるのも良いところです。
この本では、必要最低限の情報がシンプルにまとまっているので、「これからデータ分析を始めたい!」という方にぴったりですよ。
ポチらせる文章術
コピーライティングについて事例を交えてやさしく解説した本です。
Webマーケティングをやっていると、いろんな場面でコピーを考える必要が出てきます。
例えば、リスティング広告やFacebook広告、ブログのタイトル、LPなどなど。
なんとなく直感で「こうかな?」とコピーを考える人もいますが、実は反応率がいいコピーの型はある程度決まっています。
なので、これからWebマーケティングをやる予定なら、コピーライティングに関する本を1冊は読んでおいたほうがいいですよ。
僕はいくつか読みましたが、この本は特におすすめです。
売れるコピー100選!みたいな、例文だけをひたすら紹介するのと違って、なぜ反応がよくなるかの理由についても深掘りしてあるからです。
また、「リスティング広告ではこうすべき」といった、施策ごとのコツも紹介してあるので、真似しやすいのも良い点です。
この本を読んで、Webマーケターに必須の文章術をぜひ学んでください。
中級者向け:マーケティング戦略を学ぶのにおすすめな本
最後におまけとして、中級者向けにおすすめしたいマーケティングの本を1冊ご紹介します。
ハイパワー・マーケティング
こちらはWebマーケティングではなく、マーケティング全般について解説した本です。
競合他社よりも圧倒的な事業成長を実現するための考え方「卓越の戦略」について解説している本です。
この本では、「顧客」と「クライアント」の違いについて独自の解釈をしており、「常にお客さんのことを顧客ではなくクライアントとして扱うべき」と説明しています。
僕はこの考え方がとても参考になりました。
いろんなところで、「顧客志向」「顧客第一」などと言われていますが、この本を読んでから、自分はきちんと実践できてなかったなと気づきました。
特にマーケティングをやっていると、目の前でお客さんと会話するわけではないので、どうしても機械的に考えてしまいがちです。
この本を読めば、どうすれば人間らしいコミュニケーションをマーケティング上で実現できるかを理解できます。
まとめ:【3年目の社員が教える】Webマーケティング独学におすすめな本12選
いかがでしたか?
Webマーケティングを学ぶ上で本はかなり役立ちます。
たったの1,000〜2,000円でノウハウ・知識を学べるので、すごくコスパがいいです。
ここで紹介した本の中から気になるものがあれば、ぜひ読んでみて、その中の一部でもいいので実践してみてください。
また、Webマーケティングの独学方法については、以下の記事で紹介しています。本以外でもおすすめの勉強方法があるので、よかったらどうぞ。
» 【完全保存版】Webマーケティング独学方法!初心者が無料でできる勉強法
今回は以上です。