Webマーケターとは?

Webマーケティング会社はブラックだらけ?見分け方9個を現役マーケターが伝授

Webマーケティング会社はブラックだらけ?見分け方9個を現役マーケターが伝授
  • Webマーケティング業界はブラック企業が多いって聞いたけど本当かな?
  • ブラック企業の見分け方があれば教えてほしい
  • せっかく転職するのにブラック企業だったら辛すぎる。。。
はじめまして。EC企業でWebマーケターをやっているイチといいます。
イチ

Webマーケティング業界にはブラック企業が多いんじゃないかと不安になってませんか?

結論からいうと、ブラック企業は確かに存在します。ただ、割合は少ないかなと感じてます。

というのも、Twitterを含め、自分の周りの人から「ブラック企業で辛い。。。」みたいな話をあまり聞いたことがないからです。

しかし、適当に転職先を決めてしまうのはかなり危険です。ブラック企業の割合が少ないだけで、一定数存在しているのは確かです。

というわけで今回は、Webマーケティング業界におけるブラック企業の見分け方を9個ご紹介します。

なお、紹介している見分け方は、「あくまでもそういう傾向がある」という話なので、該当したら100%ブラック企業というわけではないです。

一つの参考にしてもらえればと思います。

それではどうぞ!

目次

僕の経歴

  • 大学卒業後にメガバンク入行。20代後半で未経験からECベンチャーのWebマーケターになりました。
  • 現在は事業部のヘッドとして、戦略企画から施策の実行まで担当しています。

そもそもブラック企業とは?

そもそもブラック企業とは?

ブラック企業の正式な定義は無いのですが、厚生労働省はその特徴を下記のように説明しています。

厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。

出典:厚生労働省

少し難しい表現ですが、要するに下記のような特徴がある会社ですね。

  • ほぼ毎日遅い時間まで残業している
  • ノルマがきつすぎるし、つめられる
  • 給料が安すぎる、残業代が出ない
  • パワハラが横行、怒鳴り声が聞こえる
  • どんどん人が辞めていく

いやぁ、想像するだけでうんざりしますね。。。笑

Webマーケティング会社でありがちなブラック企業の事例

Webマーケティング会社でありがちなブラック企業の事例

Webマーケティング会社でありがちなブラックな事例をご紹介します。下記のようなイメージです。

・深夜までクライアント向けの資料を作成している

・ブログ記事を作成したが、クライアントから何度も修正を依頼される

・Webサイトを作ったが、クライアントが納得してくれずに作業が続く

・営業で成果が出ずに上司からつめられる

・新規顧客を開拓するために、テレアポしまくっている

これに当てはまったら即ブラック企業、というわけではありませんが、こういう傾向はあります。

気付いた方もいるかと思いますが、事業会社よりも支援会社の方が、クライアントワークなので、ブラック気質になりがちです。

では次項より、見分け方をご紹介していきます。

ブラック企業を見分けるのに自信がない方は、転職エージェントを活用することをおすすめします。

転職エージェントなら個別の企業について熟知しているので、危険な会社を避けることができます。

こちら↓の記事でおすすめの転職エージェントを紹介しているので、チェックしてみてください。
» 【プロが厳選】Webマーケティングでおすすめの転職エージェント・サイト5選

事業会社篇 - ブラック企業の見分け方2つ

事業会社篇 - ブラック企業の見分け方2つ

事業会社でブラック企業を見極めたいなら、下記の2点をチェックしてください。

  • 業界が伸びているか?
  • 独自性の高い商品を販売しているか?

以下、それぞれ解説していきます。

事業会社って何?と思った方は、こちらの記事でWebマーケティング会社の種類をチェックしてください。
» 【転職希望者向け】Webマーケティング会社の種類を現役プロが解説

業界が伸びているか?

その事業会社が所属する業界が伸びている場合は、ホワイト企業になりやすいです。

どんな商品・サービスであれ、時間と共に競合は増えて、競争が激しくなり、利益率が低下していく、というのが一般的です。

しかし、業界が伸びていれば、顧客が増え続けるので、仮に競合が増えても利益率を高く維持することが可能です。

ここでいう業界とは、その事業会社が提供する商品・サービスを軸に考えてください。

例えば、オンライン英会話であれば、オンライン英会話市場が伸びているかどうかをチェックしてください。

ググったら一発でわかりますよ。
イチ

独自性の高い商品を販売しているか?

独自性の高い商品を販売している企業は、ホワイト企業になりやすいです。

なぜなら、競合が少ないので、高い利益率を維持することができるからです。

例えば、GoogleやAmazonは、創業してから20年以上たちますが、今だに右肩上がりで業績が伸びており、株価の推移も絶好調です。

その一番の要因は、競合がほぼいないからです。Googleなら検索エンジンで、AmazonならECモールで、市場をほぼ独占しています。

なので、両社とも安売りをする必要がないです。高い手数料や広告料を取り続けることができます。

「いや、GoogleとかAmazonに転職できないです。。。」と思ったかもしれませんが、日本国内でニッチな市場を2〜3社で独占しているような中小企業・ベンチャーは結構ありますよ。
イチ

転職活動の際は、ぜひ応募する企業の商品・サービスの独自性をチェックするようにしてください。

支援会社篇 - ブラック企業の見分け方2つ

支援会社篇 - ブラック企業の見分け方2つ

支援会社でブラック企業を見分ける方法は下記の2つです。

  • どうやって案件を獲得しているか?
  • 取引先の会社の規模はどのくらいか?

以下、それぞれ解説していきます。

どうやって案件を獲得しているか?

中小の広告代理店やSEOコンサルなどが案件を獲得する方法は、下記3つのどれかになるはずです。

  • お客さんや知人からの紹介
  • 自社メディア(ブログメディア、YouTubeなど)で集客
  • テレアポ

この中で、気をつけなきゃいけないのは、テレアポで新規獲得している企業です。

実力ある会社なら、紹介で案件を獲得したり、自社メディアで集客しているはずです。

それができない企業が、最終手段としてテレアポをやっている印象です。

時にはテレアポも有効ですが、新規獲得のメインチャネルがテレアポだとしたら、黄色信号だと考えましょう。

志望先の企業と面接する際は、「新規顧客をどうやって獲得するか」それとなく聞いてみるようにしてください。
イチ

取引先の会社の規模はどのくらいか?

支援会社なら、取引先にどんな会社があるかチェックするようにしましょう。

取引先の売上規模を見ると、なんとなく支援会社の実力が見えてきます。

取引先企業の売上と支援会社の実力の関係

  • 年商10億円以上の会社・・・まずまず
  • 年商100億円以上の会社・・・実力ある
  • 上場企業・・・かなり実力ある

広告運用にせよ、SEO対策にせよ、取引先が大きい会社であればあるほど、求められる仕事の質が高くなります。

なので、大企業と取引できる = 実力がある会社と考えてOKです。
イチ

また大企業の方が予算が大きいので、大企業を相手した方が儲かります。

共通篇 - ブラック企業の見分け方5つ

共通篇 - ブラック企業の見分け方5つ

ここでは、事業会社と支援会社の両方に使える、ブラック企業の見極め方を5つご紹介します。

  • 給与が高すぎないか?
  • みなし残業制や年俸制を採用してないか?
  • 企業規模から考えて採用数が多すぎないか?
  • 社内で怒鳴り声が聞こえないか?
  • 口コミは悪くないか?

以下、それぞれ解説していきます。

給与が高すぎないか?

給与が低すぎるのは、言うまでもないですが、高すぎるのも注意すべきです。

経営陣から「高い給料払ってんだから、結果出してくれなきゃ困るよ」と無理なノルマを課される可能性があります。

あえてそういう環境を望むのであればOKですが、そういうリスクがあることは認識しておきましょう

みなし残業制や年俸制を採用してないか?

みなし残業や年俸制では、あらかじめ残業代が固定で決められています。

例えば「基本給 + 月40時間分の残業代を毎月支給」みたいな感じですね。

お、ラッキーじゃん!と思ったかもしれませんが、こういう会社ではだいたい月40時間以上の残業をするはめになります。。。
イチ

僕が銀行で勤めていたときは、この仕組みのおかげで深夜まで働かされてました。笑

この辺りは転職エージェントとも相談しながら進めると安全です。

企業規模から考えて採用数が多すぎないか?

よほど急成長しているベンチャーや大企業でもない限り、Webマーケターを一度に何名も採用するというのは考えにくいです。

特に事業会社(EC企業やメディア企業など)は、採用人数が少ないです。

なので、中小規模のEC企業が「Webマーケターを3名採用します」という求人を出していたら、念のため転職エージェントに事情を聞いた方がいいです。

広告代理店はそもそも採用人数が多いので、一度に複数名募集もあり得ます。

ただ、中小だとあまり見かけないので、一応事情を聞いておきましょう。

社内で怒鳴り声が聞こえないか?

このご時世で怒鳴り声が聞こえてきたら、かなり危険です。笑

おそらくパワハラが日常的に行われている会社だと思います。

また叱責の内容が正しかったとしても、コンプライアンス意識が低いと言わざるをえません。
イチ

そういう会社は迷わず避けるようにしましょう。

口コミは悪くないか?

OpenWorken Lighthouseなど、会社の口コミをチェックできるサイトがあるので、転職活動の際は必ず確認するようにしましょう。

また中小企業・ベンチャーであれば、社長がSNSのアカウントを持っていたりするので、人となりを知るために要チェックです。

そういった情報を見る中で、ブラック企業を連想するような悪い口コミがあれば、避けておくのが無難です。

自分でブラック企業を見極められないなら、転職エージェントを活用しよう

自分でブラック企業を見極められないなら、転職エージェントを活用しよう

もし自分で見極められるか不安なら、転職エージェントを活用するのも一つの手です。

転職エージェントは企業の内情をよく把握しているので、自分で調べても分からないことを教えてくれます。

僕も転職活動の際に利用しましたが、「この会社は体育会系で飲み会多いですよ」とか教えてくれました。笑
イチ

こちら↓の記事でおすすめの転職エージェントをまとめているので、よかったら参考にしてください。
» 【プロが厳選】Webマーケティングでおすすめの転職エージェント・サイト5選

もしブラック企業に入ってしまったら

もしブラック企業に入ってしまったら

もしブラック企業に入ってしまったら、速攻で転職することをおすすめします。

特に中小企業・ベンチャーの場合、人事異動で上司が変わる、ということも少ないので、我慢してもいいことありません。

一度心を使い切ってしまうと、回復するまでにすごく時間がかかります。

即転職することで、転職活動が不利になってしまう可能性はありますが、今より環境がいい会社はきっと見つかります。

「ここにいたらヤバい」と思ったら、素直にその気持ちに従って、即行動するようにしましょう。
イチ

おまけ:会社に何を求めるかが大事 | ホワイト企業 = 正解ではない

おまけ:会社に何を求めるかが大事 | ホワイト企業 = 正解ではない

「ホワイト企業だったら誰しもが満足できる」というわけではありません。
ホワイト企業にも下記のようなデメリットはあります。

  • 新しい挑戦ができない
  • 仕事を任せてもらえない
  • スキルが身につくまで時間がかかる

一方、多少ブラック気質の会社でも、自分にとってプラスになることはありえます。例えば、

  • ハイレベルなスキルが身につく
  • その後の転職が有利になる
  • 昇給しやすい

などですね。

なので、転職するときは自分の考えにあった企業を探すことが何より大切だと思います。
イチ

「自分が何をやりたいのか」という目標を定めて、それに合う企業をぜひ探してください。

まとめ:Webマーケティング業界にブラック企業は少ないがゼロじゃない

まとめ:Webマーケティング業界にブラック企業は少ないがゼロじゃない

今回は、Webマーケティング業界におけるブラック企業の実態と、その見分け方について紹介してきました。

いろいろお伝えしましたが、もし転職に慣れていないのであれば、ぜひ転職エージェントに相談してくださいね。
イチ

そうすれば、ブラック企業にうっかり入ってしまう、、ということも無いかと思います。

転職エージェントは無料で利用できるので、3つくらいまとめて登録しておくと良いかと思います。
» 【プロが厳選】Webマーケティングでおすすめの転職エージェント・サイト5選

今回は以上です。

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